加藤院長: 2009年12月アーカイブ

手作り料理(その4)

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 繁忙期も終盤に入りました。
昨日、当院では久しぶりに " 栄養補給 " のための食事会を行いました。場所はいつものキッチン付きパーティースペースです。今回のメイン料理は、芯タン(しんたん)です。芯タンとは、牛タンの " 根もと " の部分が霜降り状になったものです。これを両面程よく焼いて口の中に放り込むと、通常の牛タンよりコリコリしていて、しかも柔らかく、美味なる食感が味わえるのです。
今回の食事会にあたり、私の親しくしている関東のお肉屋さんより、塩、にんにく、たまねぎなどを摺ったもの?で味付けされた芯タンをクール便で送ってもらいました。初めて食べるスタッフもおり、皆とても喜んでくれました。


<当日のメニュー>
・芯タン(なんと2kg!)
・野菜焼き
・寿司巻き物
・大根とかぶの自家製漬け物
・サラダ
・飲み物・・・メインは紹興酒(この紹興酒は、人から頂いたものですが、本当に美味しかったです。ちなみに、写真では分かりにくいと思いますが、重さは13.7kgあります)

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やはり、仕事の後にスタッフと一杯やるのは最高です。おかげ様でとても英気を養う事ができました。
今月の26日には、日々お世話になっている業者さんも参加して頂き、市内のスペイン料理屋さんで忘年会をする予定で、すごく楽しみにしております。
何かと食べる話ばかりですみません。美容外科医は知力のみならず、" 体力 " も勝負なので " 食 " は重要なのです!?


 これから大晦日まで、かなり予約が混み合っており、ブログを更新できないかと思いますので、この場をお借りして御挨拶させて頂きます。
今年一年、本当に充実した診療が出来ました。これも単に、当院を信頼して御来院して下さる患者様がたくさんいらっしゃるからです。本当にありがとうございます。
純心美容外科は平成22年も、私、スタッフ一同、" 気合いを入れて " 診療に取り組んで参ります。
みなさま、良いお年をお迎え下さい。

 

 

脂肪吸引は安全な手術か?

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 昨日のメディアの報道で、前日と同じクリニックの地方分院で、今年の9月にも脂肪吸引手術で50代の女性が、手術の2日後に腹膜炎で死亡したという事件が放送されておりました。

 前回のブログでも、美容外科における医療ミス及び医療事故について書かせて頂きましたが、では、脂肪吸引手術はそんなに恐ろしい手術なのか?手術手技はそんなに難しいものなのか?という疑問をお持ちになられた方がたくさんいらっしゃるかと思います。
その答えは、どちらも " イエス " です。

 私も長い間美容医療に従事しておりますが、今日に至るまではかなりのトレーニングや勉強を積んできました。そしてその間、先輩医師から教わった事や指導医としての経験、手術内容を踏まえれば、つまり美容外科医として経験年数が経てば経つ程、 " イエス " と言わざるを得ません。それ位手術というのは奥が深いのです。

 では、いったいどういうリスクがあるのでしょうか?外科手術という大きな枠で考えれば、感染、肺塞栓、皮膚壊死などが挙げられますし、手術手技そのもので考えれば、腕が未熟であったり、経験年数が短ければ、吸引した部分の凹凸、左右非対称などが必発で、場合によって管で腸管を刺す事だってありえます。
また、麻酔そのもののリスクを考えても、アナフィラキシーショック、局所麻酔中毒、呼吸抑制、循環不全など挙げればきりがありません。一歩間違えれば死に至る可能性もあります。

 しかし、医師はそれらのリスクを未然に防ぐために、十分なカウンセリング、診察、術前検査をしっかり行い、手術の適応、不適応を決め、インフォームドコンセントをしっかり行ったのち、手術に臨むのです。そしてもちろん術中の安全管理も徹底するわけです。

近年、美容外科の広告は、とても軽々しくなっております。
・カウンセリング当日に脂肪吸引が出来ます
・手術時間は、わずか " 1時間 " です
・ " 根こそぎ " 脂肪吸引します
・ただいま " キャンペーン中 " につき、○○円です など

同業の私としては、ほとほとイヤになります。
美容外科手術は、そんなに簡単、お手軽なものではありません。このような広告を出しているクリニック程、手術レベルが低かったり、雑な手術をするのです。


 このブログをお読み頂いている方の中で、美容外科手術をお考えの方は、パソコンや携帯電話などの情報や " 安っぽい " 広告などを鵜呑みにせず、いくつかの美容外科を受診し、カウンセリングを受け、手術のメリット・デメリットなどの説明をしっかり聞き、自分自身が納得できたクリニックで手術を受けられる事を強くお勧めします。決して、値段だけで決めてはいけません。大事な体です。美容外科選びはじっくり行って下さい。

 

【下記のホームページの内容もご参照下さい】

・パソコンでご覧の方はこちらをご覧ください

 ・脂肪吸引について

・携帯でご覧の方はこちらをご覧ください

 ・脂肪吸引について 

 

 先日、全国展開している某クリニックの分院で、腹部脂肪吸引手術を受けた70歳の女性が手術後2日で死亡するという事件がおきました。
司法解剖では、腸管に穴が見つかっており、手術ミスにより脂肪吸引用の管が腸管に刺さり、それが原因で死亡したのではないかと調べが進められているそうです。本当に悲しい事件であり、手術を受けられた患者様には謹んで御冥福を御祈り申し上げると共に、この患者様の死を絶対に無駄にしてはいけないと強く思っております。


この事件を私なりに整理しますといくつか納得いかない点があります。
(1)通常、70歳という高齢の患者様は少なからず持病があり、その病に対して薬を内服している事が多いので、脂肪吸引手術における合併症の確率が高まるため、一般的に手術を勧めないのが普通である。
(2)高齢者は、麻酔に対するリスクも高いので、同じく一般的には手術を勧めないのが普通である。
(3)腹部の脂肪吸引手術を正しく行うためには、通常4~5時間の時間を要するが、この患者様の手術は1時間という極めて短い時間で手術が終了している。又、麻酔も局所麻酔のみで行われており、術後の回復時間もわずか1時間しか取っておらず、帰宅させられている。
(4)術後の痛みに耐え切れずに、又、同時に黒い血のようなものを吐いており、クリニックに電話で相談をしたが、親身に対応してくれなかった。(黒い血を吐くという事は、腸管から出血しているという事です。)
(5)この一件でニュース等に、患者様の名前、顔写真、年齢、住所まで露出してしまい、プライバシーが全く無くなった。
(6)今回たまたまこの事件がメディアに報道されたが、美容外科業界では、私の知りうる限りでもこのようなケース(死亡事故、高度障害を負ったなど)は数十件ある。
(7)常日頃から、キャンペーンで激安を謳ったり、手術に対してお手軽感を出すなど患者集客を徹底的に行っており、お世辞にも元々レベルの高いクリニックとは言えない。
などである。

 今回の事件の争点は、医療事故によるものなのか、或いは、それ以外の原因によるものかです。ここで私が思うことは、医療 " ミス " という言葉と、医療 " 事故 " という言葉を分けて考えなければいけないのではないかという事です。
医療ミスだとすれば、担当医の技術不足、経験不足、不注意により、手術時に腸管に管を刺した事になるわけです。医療事故であれば、しっかり手術を行っていたのに予期せぬ事態が起きたという事になるわけです。私は、正しい脂肪吸引手術の技術を持ち合わせていれば、腸管に管を刺す事は有り得ないと思います。

 だからと言って、私は自分自身が医療事故を起こすことは100%無いと言っているのではありません。外科系の医師であれば、" 明日は我が身 " というつもりで手術に臨んでいると思います。手術を受けられる患者様を驚かすためにそのような事を言っているのではありません。
" 人間の体 " に外科的に手を加えるという事は、一般の外科手術でも、美容外科の手術でも、麻酔をかける、外科的侵襲を加えるなど多大なるリスクがあるからです。
医師というものは、そのようなリスクを最大限に回避しながら、日々緊張感を持って患者様の手術に臨んでいるのです!!
しかしながら、この事件が医師の過失によるものだとすれば、それは医療 " 事故 " ではなく、医療 " ミス " であり、許される行為ではありません。


 今回の事件に対して、とある美容外科の院長が自身のホームページやブログの中で、以下のように書いていますが、あまりにも胡散臭い内容なので御紹介致します。なお、プライバシーがあるので、少し文章をアレンジしています。
『某クリニックで脂肪吸引による死亡事故が起きました。私どもクリニックは、脂肪吸引を多数行っておりますが、この様な事態に陥ったことは1回もございません。どうぞ安心して御来院下さい。今後も医療事故を起こさず、最高レベルの手術をします。』というものです。
これを書いている医師は、本当に " 医師 " なのか?と疑いたくなります。あなたは神様ですか?と言いたいのです。事故を起こしたくて起こしている医師はいないのです。まして、今まで一度も事故が起きなかったとしても、いつ起きるか分からないのが " 事故 " なのです!!
まぁ、最もそのブログを書いているクリニックは " ボッタクリ " " 適当な手術 " で有名なクリニックで、当院に御来院される他院修正相談の方の中でも、このクリニックの被害者の方はかなり多い位ですから、腹を立ててもしょうがないのですが。

 

 当クリニックでは、今後とも、より一層手術における安全管理を徹底し、技術の向上に努め、全ての患者様の手術に対して責任を持って対応させて頂く所存です。

 

【下記のホームページの内容もご参照下さい】

・パソコンでご覧の方はこちらをご覧ください

 ・脂肪吸引について

・携帯でご覧の方はこちらをご覧ください

 ・脂肪吸引について 

 

二重手術の真実(はじめに)

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 久しぶりにブログを更新します。診療が忙しく、なかなかブログを書く時間が取れませんでした。
この11月を振り返っても、御相談内容としては、やはり二重手術や他院二重手術の修正がかなり多かったです。と同時に、それらの診療の中で強く感じることは、手術を考えている方が、二重手術を正しく理解されていないという事です。軽いタッチで奇抜な広告の影響で、" 二重手術はきっと簡単なんだ " " どのクリニックで手術をしても、きっと仕上がりは同じだから値段の安い所でやろう " " プチ整形だから、気に入らなかったら元に戻せばいいか " などです。しかし、美容外科の手術はそんなに簡単なものではありません。もしも簡単な手術でお金を頂けるなら、 " 美容外科専門医の資格 " などというものは存在しないはずです。まぶたひとつを例にとっても、人それぞれ " つくり " が違うのです。従いまして、その人それぞれで手術方法が変わってくるものなのです。

 そこで、今回から数回に渡って、『二重手術の真実』というタイトルで、二重手術に対する私の考えを述べさせて頂ければと思っております。文章中には医学用語が度々出てきますが、当院のホームページを参考にして、御理解頂ければ幸いです。


 それでは、本題に入ります。
日本における美容外科では、二重手術は最もポピュラーな手術です。しかしその反面、医療側の知識や技術不足、及び、患者さんに対して " 腫れない " " 短時間で終了 " 等の誇大広告により、未だ二重手術イコール埋没法(プチ整形)という間違った考え方が蔓延しております。そして実際には、患者さんが希望する二重をつくるためには、部分切開法や全切開法などの手術が必要な場合でも、" 無理矢理 " 埋没法が行われている症例が多々あるように思います。


つづく・・・


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 ・二重手術について

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 ・二重手術について