ここ数日で盛岡にも桜が咲き、やっと春が来ました。そして、ゴールデンウィークも終盤に入り、当院でも日々忙しく、充実した診療を行っております。
最近は特に、県外の患者様も多く、北は北海道から南は沖縄の患者様まで御来院されております。
御相談内容の中で最も多いものは、やはり二重手術や他院二重手術修正、わきが・多汗症手術や他院わきが・多汗症手術修正、豊胸手術、脂肪吸引手術などです。
今回は、以前からの二重手術に関するブログの総まとめとして" 考察 " を書かせて頂きたいと存じます。
二重手術は現在もやはり美容外科手術の中心的存在です。しかし前述の如く奥が深く、手術技術ばかりではなく、カウンセリング、手術適応及びデザインも同じ位重要であるといっても過言ではないのです。
当院での二重手術の考え方は、まず、カウンセリングをしっかり行う事、そして患者様がどのような二重まぶたを希望しているのか、そしてその二重まぶたを作る為には埋没法、部分切開法、全切開法のどの手術が適応なのか(その他例として、並行型を希望する患者様には場合によっては内眼角形成術等も併用しますが)、又、診察上、例えば眼瞼下垂などにより開瞼が弱くないか、或いは年配の患者様が外眼角を超えて皮膚のたるみがあるように見える状態は、単に皮膚のたるみという要素だけではなく、blow全体が下垂しているのではないか等、眼瞼周囲との関係もしっかり診察する事が重要なのです。又、すべての二重手術において重要な事は、二重まぶたになるような解剖学的な構造にするということです。特に埋没法で戻った症例にありがちなのが、戻ったらまたとめればよいとか、(患者様のみならず術者までもがそう思っている)明らかに広すぎる二重まぶたを希望とする患者様や、上眼瞼の厚みがある患者様、及び可動域の狭い患者様に対して無理矢理施行されている症例を多々診るという事です。決して埋没法は患者様の希望するラインを患者様が言うがままにとめるものではないのです。特にどのような手術方法にせよ、我々東洋人に可動域の大きい西洋人と同じ様な幅の広い二重をつくると、sunken eye(広すぎる二重で、人工的なくぼみのような目)の状態となってしまうので、注意が必要なこと位理解した上で、我々術者は手術を行わなければならないのです。又、埋没法に関して付け加えるとすれば手技が簡単なためか、埋没法しかできない術者にトラブルが起きても的確に対処できずにそのまま放置している美容外科医が増加しているという事は、甚だ遺憾です。
以上のように、二重手術というのは極めて奥が深い手術と言えます。そして何よりも大切な事は、術者は上眼瞼の解剖を充分理解し、理想的には全切開を " 充分 " 経験してから、埋没法及び部分切開法を行う事が、真の美容外科医としての必須かつ最低条件だと思います。
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